
艷style。
今、ダンディの男性像が変わろうとしているような気がしている。それに気がついている人は一体何人いるだろうか?Iotの世界にどんどん移行している世の中、仕事のスタイルもどんどん変化しているし、それがわからない、気がついていない男性は、おそらく、世の中に取り残される。そんな世の中に確実に変化している現在、当然、ファッションやダンディの定義なども変化してくるのも納得行くのではないだろうか?
ワークスタイルの変化
その昔と比べ、男性は(男性に限らず)、仕事のスタイルが変わってきている。
昔は仕事に没頭し、残業をし、会社に属していることが美徳であった。よく言われるのが、例えばですが、「公務員になるかSHARPに入れば、人生安泰だ!」なんて聞いたことはないだろうか?
現実はどうだろう。民営化が進むこともあり、そして、あのシャープでさえ、海外投資によって、買収されてしまう、そんな世の中である。
そして、インターネットが当たり前の時代から、それを介しての時代へ変化してきている。また、インターネットの普及で何よりも、働き方が変化し、収入を得る方法が変化してきている。大企業さえ、副業を暗黙の了解にしている所さえ、少なくないのが実情だ。
ライフスタイルが変化する
会社での働くスタイルの変化により、当然、ライフスタイルも変化する。プレミアムフライデーなるものがスタートしたのも、最近であるし、収入源の変化も否定はできない。残業を減らされる、それは収入の減少を余儀なくされる訳であるし、減少によって、生活スタイルの変化が起こっている訳である。
ZOOMやSkypeなどの普及により、会社に行かなくても会議が当たり前のように行われる。そして、ネットの普及で個人のビジネス参入がしやすくなってきている。これを読んでいる人の中にも、実はネットでサイドビジネスしている、なんて人も多いのではないだろうか。
ということは、会社に行かないわけだから、ファッションにおける、ビジネススタイルも変化して当たり前なのである。ビジネススーツが不要になる可能性がある訳だ。極端にいうと人と逢う時だけ着る、そんなことになる可能性がある。
ファッションの価値観が変わる
ファストファッションが世の中に認知してきた今日、ファッションに対しての意識も変化してきたのはおわかりだろう。
若い世代は当たり前のようにファストファッションを取り入れている。ファストファッションが出回り始めた時は、縫製やデザインの点から、やはりそれなりだねと思うことがあったと思うが、今はと言えば、世界の大企業になったブランドを始め、しっかりと、その部分のレベルを修正し、確固たる地位を築き出しているのはご承知だと思う。
有名ブランドに対しても、その意識は確実に変化してきているようで、先日、30代手前の独身男性と話した時も、有名ブランドで全身を着飾ることに抵抗があるという。かぶれているように思えるとも、表現していた。
そして、何よりも驚いたのが、この先の人生の見解で、自分の時代は年金もなくなるだろうから、洋服にお金をかけるそんな余裕はないと。それにそのようなブランドはセールでいいのがあれば買えばいいとも言っていた。
ん〜、そこまできているのか・・・それが正直な感想である。
私の中で、正直、ファッションは嗜好品になると考えてはいたが、その考え方はおそらく間違ってはいない。趣味の世界になるのだ。ゴルフなどと同じだ。好きな人だけが好きな人同士で集まって楽しむことになる。
しかし、新しい世代、つまり、その需要を継続して行くべき、若い世代は、それほどまで、ファッションブランドに思い入れがないのだ。
当然の成り行きと言えば、当然ではあるが。今の日本人の平均年収は実質、毎年下降しているだろうし、会社存続に必死担っている企業だから、いくら大手でも、副業を暗黙の了解にしている。
あなたのそれは感じていないだろうか?夜の接待などで。
男の格好良さの変化
ひと昔前であれば、有名ブランドのスーツに身を包んでおけば、それだけで、女性からの評価点はアップできた時代だったが、それはもう存在しない。
それは、女性も同じことで、ブランドで着飾ったスタイルは、どこかしら煙たく思えてしまう。
そもそもはバブル時代のような景気ではないことがそもそもだとは思うが、それを未だに引きずっている世代も実際にある訳だけど、それはもうナンセンスだと私は思っている。
ちょっと前CMで「モノより思い出」というフレーズがあったが、まさに、その時代だと思う。価値観は完全に変わっている。
ブランドで着飾る格好良さは終わっているのである。では何を求めているのか?それはストーリーである。
SNSでもそうだが、文章から写真、そして映像へと変化してきている。「映像へ移行」ということは、どういうことか、それを考えれば理解できることである。
映像に移行しているその意味とは?
どこに視点をおけば、艷styleに似合う男性になれるのか?
どういう男性像なのか?
その辺りについて私の見解を次回は話してみたいと思う。
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